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2008年5月18日 (日)

帯状疱疹顛末(その4)~入院当日②

●4月16日(水)

わが人生初めての入院である。

はす向かいのベッドの初老の男性が、これから鼻の手術をするようで、付き添いに来ていた奥さんや娘らしき女性と話していてウルサイ。傍にいる母親に、リュックの中の筆入れから「耳栓」を取ってもらって、すかさず、耳に押し込んだ。

ほどなくして、皮膚科の先生方や看護師さんたちがワタシのもとへやって来て、病状の問診をするとともに、看護師さんが手際よく、体温と血圧を測る。右腕で血圧を測ったら高い数値が出たので、左腕でも測ってみたら、さらに高い数値。「一家揃って高血圧の家系なんです」と伝える。

続いて、麻酔科へ行ってブロック注射を打ってもらって下さいとのこと。「同意書に署名が必要なので、念のため、お母さんも一緒に説明を聞いたほうが良いでしょう」とのことで、場所を教えてもらって、母親とともに歩いて向かった。「入院した」という安堵感から、歩いて行ける気力が有ったようだ。途中、下に降りるエレベーターでは、同部屋の、鼻の手術に向かう初老男性と一緒になった。身長が160センチにも満たないような小柄な男性だ。

麻酔科では、担当のI先生が、前日の都立病院の先生と同様に、ブロック注射の説明。自分ひとりで対応できたので、母親には病室に戻ってもらった。この日も同意書に署名して、首すじにブロック注射。I先生が実施。眉毛への注射は、「発疹が出てきているので止めましょう」ということになりました。

注射後、30分ほど安静にしていて、「もう、大丈夫ですよ」ということで、病室に戻ることに。病室へ戻る順路は覚えていたが、6基あるエレベーターが厄介モノで、「どれが来るかな?」と見まわしているだけで、頭がおかしくなりそう。間違えずに上行きのエレベーターに乗って、病室へ戻り、ベッドにもぐり込む。ワタシが麻酔科で安静にしている間に、母親が入院手続きを済ませてくれていた。

今度は点滴。誰がやっても、私の腕には刺さりづらいようで、あちこち探った後に、左手首に近い箇所に針を刺して点滴開始。母親は点滴が始まった時点で帰って行った。ワタシは力尽きて眠り込んでしまった。痛みはあるが、久々にぐっすり眠った気がする。

点滴が終わった後、看護師さんが「入院時の身長と体重の測定をしますが、動けますか?」と言って来たが、腑抜けて起き上がれなかったので、明日以降にしてもらうことにした。そのまま、ベッドに寝転がる。

しばらく寝転がっていたら、今夜の担当看護師のS口さんがやって来ましたが、横になっている間はメガネを掛けていないので、顔が全然分からない。(視力は裸眼で両目とも0.1以下)「何かあった時にきちんと判別できるのか?」と不安になるが、白衣を着た人なら誰でもいいのかなとも思う。

そのうちに、夕食が来た。「薬を飲まなくてはいけないので、メロンだけでも食べてくださいね」とのこと。自分の箸が有るかどうか分からないので、割り箸をもらい、ついでに、ベッドの上までテーブルを移動してもらった。自力で起き上がろうとするが、そういえば、ベッドの操作方法やナースコールなどの説明をしてもらっていたの思い出して、ベッドを操作して起き上がる。夕食は、おかずは少々、ごはんは一口しか食べられなかったが、メロンは全部食べられた。身体が弱っている時は、果物は、良く喉を通るようだ。

薬は、食後に、粉末1種類と錠剤3種類。他、都立病院で処方された目薬は、軟膏を1日5回、点眼薬は1日4回、看護師さんが点してくれるようだ。

同部屋の、鼻の手術を受けている男性は、夜になっても手術が終わらないようで、付き添いの2人が残っているのだが、ベラベラと話しをしていてウルサイ。話の内容も、買い物の情報交換などで、男性を心配するような内容ではない。結局、男性は夜8時過ぎぐらいに戻ってきたが、この男性も、ダミ声で「痛い!」だの「(小水の)管を抜いてくれ!」だのウルサイ。相部屋だと、こういうのにも耐えなくてはいけないのかなと思う。

ブロック注射に点滴、さらに、食後に薬を飲んだところで、劇的に痛みが退くわけでもなく、昼間、いくらか眠れたこともあってか、夜9時の消灯後も、寝返りを打っている状態。10時過ぎからは、もう1本点滴があった。

初めてのナースコールは、点滴の後、しばらくして、トイレに行きたくなった時。この病室に来て、真っ先にベッドに寝転んだので、トイレの場所を知らなかった。看護師のS口さんが車椅子を用意してくれてトイレへ。皮膚科の先生には、「検便をしてください」と言われていたので、小水の他に、ウォシュレットを駆使して、甘栗程度の大きさの便を3つほど出した。よくよく考えてみたら、日曜日の昼食以降3日間、大した固形物を食べていないので、出るものも出ない。

検便の容器に採取し終えて、手を洗ったところで、便所内のナースコールを押して、迎えに来てもらう。痛みで、自分ひとりで動けないもどかしさから、自然と感謝の念が湧いてきた。

つづく

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