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2008年5月15日 (木)

帯状疱疹顛末(その3)~入院当日①

●4月16日(水)

ベッドの上で痛みをこらえながら、朝を迎えた。鎮痛剤を服用するために、牛乳がけのシリアルとみかんの缶詰で朝食。昨日のブロック注射と点滴のおかげか、はたまた、今日から入院できるという安堵感からか、これまでよりは食が進んだ。

母親が「ヒゲを剃れ」と言う。5日ぐらい伸ばしっ放しだった。右眼は相変わらずの痛みなので、左眼だけで見ながら剃ろうと、T字カミソリを手に持って鏡を見た瞬間、自分の顔の変貌に驚く。右眼のまぶたの厚さが倍ぐらいになり、眼球は梅キャンディのように充血。これまでは、痛みだけが先行して、見た目の変化はあまりなかったようなので、かなりおののく。

入院の際に必要な洗面用具などは、昨年、父親が入院したときの物をそのまま流用できた。パジャマも3着、父親のを借用。下着だけは、昨晩、3~4枚ずつ買ってきてくれていたようです。

都立の総合病院の入院窓口には、朝10時までに行くことになっている。この日は、迷わずタクシーで病院へ。また母親付き添い。春の日差しが降り注ぐおだやかな陽気だが、ワタシは患部をタオルで抑えて、痛みをごまかしているのみ。タクシーの座席でずり落ちそうな体勢のまま病院へ到着。

ちょっと時間は早いが、入院窓口へ行ってみると、やはり病床が空かなかったようで、「皮膚科の外来へ行ってください」と言う。ワタシも寝込んでばかりで母親には伝えていなかったが、母親は、病床が空かなかった時のことを聞いていなかったようで、ちょっと怪訝そうに皮膚科外来へ。

皮膚科の待合所は前日同様に盛況だが、ワタシは「昨日辛そうにしていた患者さん」ということで、皮膚科の処置室にそのまま通されて、ベッドに横になって先生を待ちます。ほどなくして、先生が処置室へ。

「痛みはどう?」

「昨日の注射と点滴のおかげで酷くなってはいないと思います」

「帯状疱疹の処置としては早いうちから行なっているから大丈夫ですよ」

という有難いお言葉。ここで、東京医科歯科大学の病院に入院するように言われ、皮膚科診察室をあとにしました。

母親が、会計窓口で、今日の診察分の会計を済ませたところで、「もうちょっと待ってろ」と言う。「都立の病院だと入院時の保証金が要らないが、医科歯科大の病院だと要るだろうから、その分のお金を父親に持ってきてもらう」とのこと(実際には東京医科歯科大は国立大学法人なので、入院時の保証金は不要だったのですが)。一家を巻き込んでの大ごとになっております。

父親が来るまでの間、ワタシはわずかな力を振り絞って電話ボックスへ行き、捻挫の治療のために通院していた整骨院の先生(身体の不調は伝えてあった)と、誘われていたゴルフコンペを断りにゴルフの先生に電話を入れました。お二方とも「ヘルペスが出るんじゃ、大変だったんですね」と理解を示してくれたのが嬉しかった。あと、卓球仲間の予備校時代からの友人にはメールで連絡。このブログにアップするという判断力は、この時点では有りませんでした。

連絡を終えて、会計窓口の待合所で横になっていたところで、知らぬ間に父親がお金を持って来たらしく、ようやく、タクシーで御茶ノ水の東京医科歯科大の病院へ。陽気がいいからタクシーの運転手さんは窓全開で走っているが、渋滞している靖国通りでは排ガスが車内に入り込んできて参る。

東京医科歯科大学の病院のタクシー乗降場は地下1階の出入り口に直結。都立病院の先生からは「皮膚科の外来に行ってください」と指示されたが、初めて来る病院で全然わからないので、まず1階の案内へ。

案内では、小柄な年輩の白衣を着た女性が応対してくれました。相変わらず、顔をタオルで抑えて、立つのもつらそうにしているワタシを見て、その女性はすかさず車椅子を用意してくれました。車椅子に乗るのも初めての体験。恐縮ながら、その小柄な年輩女性に車椅子を押してもらって、エレベーターに乗り、3階の皮膚科外来へ。車椅子に座っている状態で目線が低いのも、慣れていないと恐いですね。皮膚科外来では既に話が付いていたようで、そのまま今度は皮膚科の病室へ、引き続きその女性に車椅子を押して行ってもらいました。

車椅子の上でうな垂れながら、ようやく病室に到着。自分のベッドは4人部屋の入口側。即行でパジャマに着替え、ベッドに転がり込む。これから後は快方に向かうことを願って。

つづく

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コメント

読んでいると、昨年の自分の入院を思い出します。あのときは周りに迷惑かけまくったことも思い出しました。

◆ひゅ~ずさん、どうもです。

ワタシも今回の入院では、家族に迷惑かけっぱなし、周りの方々にはお世話になることも多く、相互扶助の精神みたいなものを感じました。

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