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2008年10月 1日 (水)

帯状疱疹顛末(その11)~入院5日目①

●4月20日(日)

夜中、急に部屋が明るくなったため、目が覚めてしまった。右眼はウィルス性の結膜炎に罹っているので、少しの光量でも眩しく感じる。コマネズミ爺さんが、トイレに行くためにライトを点けたようだ。

コマネズミ爺さんは背が低く、歩幅も狭いから、その分、足音の回数が多く、また、スリッパの足音なので、騒々しい。

用を済ませて部屋に戻ってきたかと思ったら、今度は、マグカップを持って、スタッフステーション前の冷水機へと向かったようだ。深夜の静まり返った病棟の中で、コマネズミの足音だけがやけに響く。

部屋に戻ってきてからは、しばらくライトを点けたままでいたため、「いい加減にしろよ」と思う。入院初日の家族の会話といい、いまいち気配りが欠けている。そこへ、巡回中のS木さんがやってきた。

「どうかしましたか?」

「おはようございます」

って、つまんねえぞ。おい。まだ1時半じゃねえか。ワタシはすっかり眼が覚めてしまった。

再び眠りに就くことが出来なくてイライラしていたら、やはり、この日も、3時半ごろからアタマが痛み出した。痛みが出る時間に規則性を感じるので、点滴の効き目が切れる時間なのかなと思う。この痛みが出ると、完璧に、眠りに就くことは出来なくなり、寝返りを打ちながら、朝6時の起床時間を待つばかりとなる。

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痛みとの付き合い方も分かってきたところで、ようやく起床時間。S木さんはメガネをかけての登場。メガネをかけても秋田美人です。

起床時の測定の際、S木さんが、

「ちゃんと眠れましたか?」

と聞いてきたのに対し、

「夜中の1時半ごろに物音がしてからは、眠れませんでした」

と答えるのは、まるで、学級会で発言する生徒のような気分。

それと、

「3時半過ぎぐらいからアタマが痛み出すんですけど、(病状は)良くなってるんですかね?」

と、弱音を吐いてしまう。それに対して、

「大丈夫ですよ!   ちゃんと良くなっていますよ」

と、諭すように話す姿は、やはり、小学校の先生のよう。

引き続いて、点滴。点滴をしていると気分が安静になれるのか、起床後の点滴の時間は絶好の二度寝の時間。2本立て続けに点滴を受けると、2時間ぐらいかかってしまう。その間に朝食が運ばれてきて、同じ部屋の他の面々は食べ始めているのだが、ワタシは、点滴のチューブが邪魔に感じるので、点滴が終了してから食事を摂ろうと決め込み、もう少し、横になることにする。

「もうそろそろ(点滴が終わる)かな?」と、点滴スタンドを見上げていたら、

「Burdさん、朝ごはんはどうしたんですか!!?」

と、この日の担当のマリエさん登場。入院5日目にして、実に3回目の担当です。

「あっ、点滴が終わってから食べます!」

と慌てて答える。マリエさんのあとに、すぐさまS木さんもやって来て、点滴終了。朝食を食べることにする。

食事をしながら、マリエさんが他の患者さんに話しかけているのを聞いていると、女子ゴルフの岡本綾子の話し方に似ている。ゴルフ中継をよく見るから印象に残っている。「岡本綾子の出身は広島だったかな?」ということで、マリエさんも中国地方の出身かなと思うが、口数があまり多くないところを見ると、北国出身のようにも思える。

そこで、食事後の測定の際に、マリエさんに出身地を聞いてみる。

「川口さん(仮名)、出身は西のほう?」

「石川です」

石川県だと、西のほうだし、北国とも言えるのかな。自分の予想に納得。

「石川っていうと金沢?   話し方でなんとなく、西のほうかと思ってね」

「訛りがなかなか抜けなくて・・・」

やはり、東京に出て来るということで、それなりにコンプレックスを持ってしまうのだろうか?   この辺の感覚は、東京で生まれ育ったワタシには分からないところ。

「俺の大学時代の同級生で石川出身の奴が、北國銀行に就職して、今は金沢に居るけど、若いうちは、大阪とか福井の支店に居たみたい」

「北國銀行って、大阪にも支店があるんですか?   知らなかった。ムーミンの通帳なんですよ。わたしの友達が就職したけど、すぐ辞めちゃいました」

「辞めちゃうのは勿体無いねぇ」

ホントは、ツール・ド・のとに参加して、ルネスかなざわに泊まったことがあることや、社員旅行で和倉温泉の加賀屋に宿泊して豪遊し、精算の時に現金が足りなくて泡を食ったことなど、ワタシ自身の石川県にまつわる話はあったのだが、マリエさんはマジメそうなので、そういった話は受け入れてもらえないと思い、無難に、石川出身の友人の話をしてしまった。過去2回のマリエさんの担当の際には、ワタシが弱りきっていたため、大した話が出来なかったが、熱が下がって、いろいろと話が出来るようになってからは、なんとなく明るい気分。

「あっ、Burdさん、そろそろシャワーに入ってもいいと思いますよ」

とマリエさん。昨日は身体を拭かなかったし、アタマも4日ぐらい洗っていないから、臭ってるだろうな。

「皮膚科の先生が朝の回診に来たら、(入ってもいいか)聞いてみます」

ということで、朝食後の測定終了。

しばらくして、皮膚科の2人の先生のうち、年長の先生が回診に来たので、シャワーの件を確認すると、患部のかさぶたを擦らない程度で洗ってもよいと、許可が出ました。

のちに、マリエさんも先生に確認してくれたみたいで、病室に来て教えてくれました。シャワー室の使い方なども教わる。

そして、また、給与計算のことを考え出す。

つづく

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