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2012年7月16日 (月)

7/15 北アルプス・焼岳(北峰)

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‘か’さんと2人で、上高地から往復で登ってまいりました。

北アルプスの焼岳は、地図で見ると、観光地である上高地のすぐそこで、手軽に登れるような印象を受けるのですが、山地図でのコースタイムを合計すると山頂までの往復で8時間ぐらいは掛かりそうなので、体調を万全にする目的で、前日の夕方に上高地に入り、「西糸屋山荘」という山小屋風の宿泊施設に泊まって臨むことにしました。上高地は標高1,500mぐらいなので、それなりに酸素が薄くて、天気も良くないことから気圧も低く、頭に鈍痛を感じながら宿に到着。

山小屋風の宿なので、部屋は8人の相部屋。山小屋の夜は早いのでそれに則って、5時から入浴と翌日の準備(水筒に水を詰めるなど)をして、6時から夕食+歯みがき、7時過ぎにはベッドに横になり、7時半に翌朝の朝食分のお弁当を受け取り、8時ごろには眠りにつきました。翌朝は5時前に起床の予定なので、「8時間は眠れるな」と。

ところが、たった1時間後の9時過ぎには、強烈なイビキで目が覚めました。向かいのベッドの外人さんも眠れなくてイライラしているのが分かります。その外人さんは11時過ぎには寝具一式を持って部屋を出てしまいました。それ以降に部屋に戻って来た人が居て、どうやらイビキの騒音から避難していたみたいなのですが、その時はちょうどイビキをしていなかった時で、部屋に入るなり「イビキが納まってる」とつぶやいていたのが印象的。自分は「耳栓を持って来なかったのが失敗だったな」と自棄になっていたのですが、ザックの中にテーピングのテープが有るのを思い出して、それをサバイバルナイフで5cmほどに切ったのをそれぞれの耳に3枚重ねで貼り付けたら、騒音に耐えられそうだったので、それで対処することに。なんとか、12時前には再度就寝。

朝は4時45分に起床。相変わらずイビキ騒音は酷い。向かいのベッドの外人さんは戻ってきてないし。騒音をたてないように気をつけながら部屋を出て、玄関外のベンチでお弁当をいただきます。結構イケてるお弁当。
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食べ終わって、そろそろ出発しようかというころになって、雨がポツポツと降り始めてきました。あんまり寝れてないのと天候に悪さで、「上高地の散策だけでもいいな~」と代替案を考えつつ、ひとまず雨合羽は着ずに傘を差して、‘か’さんとの待ち合わせ場所へ。

‘か’さんもテンションが低いようで、「まあ、行けるところまで行きましょう」という、いつものスタンスで6時ごろから歩き始めます。が、西穂の登山口で届を書いていると雨が酷くなってきたので、雨合羽を着て、ザックカバーを忘れてしまったので前の日に上高地のバスターミナルで買った子ども用のレインコートをザックに被せます。

遊歩道から焼岳の登山道に入ると、ザザ振りの大雨で川のようになっており、ジャブジャブしながら歩くような状況がしばらく続きました。合羽の中は汗で濡れてるのか雨で濡れてるのかわからないような不快感。最初の1時間ほどは樹林帯の中であまり高度を稼げていないなと思っていたのですが、そこを過ぎると、
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こんな感じで、ハシゴで標高を稼ぐ箇所が増えていきます。濡れていて滑りやすいので慎重に。それで、極めつけはこのハシゴ。
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長さよりも、むしろ角度が強烈。ただ、ここに来たら「小屋まで20分」という案内板が有って、行程の半分は越えたことが分かりました。ハシゴを無事に登り、その直後の滑りやすい一枚岩もへっぴり腰でクリアしてから、ちょっと歩いて焼岳小屋に到着。小休止。カロリーメイト200カロリー分とパワーバー1本補給。

小屋から先は稜線なので、「道はそんなに厳しくないでしょう」と気楽な気持ちで再び歩き始めて、しばらくは予想通りの緩い道だったのですが、そのうちに傾斜がきつくなって、岩登りの様相に。路面も火山ガスの影響か、紫や黄色のものが付着していて滑りやすい。霧が深いので何処が山頂だか分からないまま歩き続けて、中の湯への分岐から最後よじ登るような感じで山頂に到着。上高地からは4時間半くらい掛かりました。風が強いので、そそくさと撮影を済ませて頂上から下りて時計を見たら、3分足らずしか頂上に滞在していませんでした。頂上直下はこんな感じで視界は10mぐらい。硫黄の臭いがする蒸気が噴き出ているところも有りました。(そこは立ち入り禁止になっています)
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下りも当然滑りやすいので、登り以上に慎重に。服用しているリリカカプセルの効き目が出て来たのか、平衡感覚が無くなって、フワっとすることが何度かあったので、出来るだけ3点支持の体勢をとって進みます。

霧は晴れることなく、大した景色も見れないまま小屋に戻ってきて、ベンチでお湯を沸かして餅入りうどんで昼食。このころになると、雨はほとんど止んでいました。

昼食後、気を引き締め直して下山開始。いくらか視界が晴れて、往きには見れなかった大正池が眼下に。
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あとは、往きにも通過したハシゴ群をひとつひとつクリアして、樹林帯に戻ったあたりの緩斜面では快調なペースで歩きます。午後3時までに戻れば、上高地温泉ホテルの日帰り入浴に入れるとのことだったので、ストックも使ってガツガツ行きまして、2時40分ごろ到着。なんとか間に合いました。

温泉で脚をほぐした後は、サッカーJリーグの松本山雅にちなんだ緑色のビール(味は普通)で、‘か’さんとプチ打ち上げ。気分が乗らないまま歩き始めましたが、歩いてみれば、それなりの長時間の歩行と、厳しい状況での岩登りを体験できて、日帰りの割には充実の山歩きとなりました。

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コメント

頂上、何人ぐらい登っておられました?

◆体調~殿、自分と‘か’さんが登頂した10時半ごろで、自分たちを含めて6人だったと思います。入れ違いも含めると10人ぐらい。中の湯から登ってきて頂上に行かずに、そのまま焼岳小屋のほうに下りてきた御夫婦も居ました。(頂上直下の岩には硫黄分などが付着していて滑りやすかったです)

焼岳へのルートですれ違った人も含めると、全部で30~40人ぐらいといったところでしょうか。

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