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2012年10月 2日 (火)

9/16,17 南八ヶ岳・赤岳(その3)

小屋の裏手を回って、赤岳方面の登山道へ入ります。小屋の前でお互いカメラのシャッターを押しあったグループの方々と計8名で、しばらくは歩きますが、向こうのグループがオーバーペースに感じたようで、「先に行ってください」と譲られます。こちらも、ろくに準備運動などをしていないので、いいペースで行ってしまって疲弊したりは避けたいところ。

ガスってて、本来は見えるはずの赤岳は全く見えず、強い向かい風の中、稜線の道を歩いて行きますが、そのうちに傾斜がきつくなり、鎖場登場。

このあたりから、Yさんのペースが落ち気味に。ワタシが最後尾から煽ります。

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Yさんのペースに合わせて登っていたら、後ろから、山用ではないカッパを着た3人組のオッサンが追いついてきた。そのうちの一人は、鎖場ではないルート外のところをよじ登って、短絡的に来たようだ。ある鎖場で、ワタシが鎖を掴んだら、その3人組のうちの一人が、ワタシが掴んでいるのと同じスパンの鎖を掴みやがったので、わざと体勢が崩れたふりをして、怒鳴ってやる。「鎖場を通過したら嫌でも追い越しさせてやるんだから、もうチョイ待ってろよ!」っていう感じ。ワタシが鎖場を登っている間にも、短絡的に登って来たやつは直登したりしていて、鎖場を下るのを待っていた人たちもあきれ顔。もしかして、日本人じゃないのか?

その鎖場を通過したところで、危なっかしい3人組は先に行かせ、ワレワレは引き続き慎重に進みます。

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途中、鎖場で待っていてもらった単独山ガールと笑い話をしたりもして、こんなようなところをひたすら登って、赤岳天望荘から40分ほどで、赤岳の北峰に到着。

赤岳では頂上にまで小屋がありますので、小屋を風避けにして1枚。

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(左から、Tさん、Yさん、Kさん)

この小屋の正面に、ぽつんと「赤岳北峰」の標が。風が強いので、誰もこの前では写真に入ろうともせず。

Cimg0732

北峰から、もう一つの南峰までは、ヤセ尾根を通って2分足らず。

Cimg0734

ここが「八ヶ岳」の最高点ですが、かなりの強風が吹き抜けているので、この前でも写真は撮らず。

2日目は歩き始めてから40分ほどでクライマックスに達してしまったので、あとは安全に下るのみ。前日の五右衛門風呂での情報の通り、頂上直下は厳しいルートです。

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(赤岳頂上~文三郎尾根分岐の間の難所を下っていく家族連れ)

濡れている岩場は滑りやすいですが、要所には鎖が掛かっているし、足がかりは意外と取りやすいので、慌てずに慎重に下ります。

文三郎尾根に入ると、今度はザレた路面に変わり、土留めを兼ねた階段の連続。さらに、土留めも効かないような急斜面では、エキスパンドメタルを折り曲げて作った階段が設置されていました。事前の情報収集では、一か所高度感のあるトラバースがあるようなことが書いてあったのですが、そこはエキスパンドメタルの階段で越えてしまっていたみたいです。高度を下げて、樹林帯にまで戻ってくると、強風にさらされることも少なくなり、足取りもやや快調に。赤岳頂上から1時間40分ほどで、行者小屋まで戻ってきました。

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(行者小屋から赤岳頂上方面を見上げても、こんな感じの景色

行者小屋から美濃戸口までは、あと3時間。それなりの傾斜があるので、下りのペースもそれほど上がりません。あと、雨が降ったせいで、路面がややぬかるんでいるのと、木の根っこが滑りやすいのとで、ストックさまさまでした。

南沢を流れる水の音が大きくなってくると、ほぼ終わりに近づいた感じ。車が入って来れる美濃戸では、ソフトクリームを食べたりして、大半の人が大休止しているようでした。Yさんもアルコールを補充してました。

美濃戸からの林道は、反省会をしながらのんびりと。Yさんのペースにムラがあることを話してたら、Kさんが「自転車レースでアタック掛けてたのと変わってねえな」と。

林道で何台もの車に抜かれながら、美濃戸から小一時間歩いて、無事、出発地、美濃戸口の八ヶ岳山荘に到着。朝、出発時に赤岳天望荘の小屋番の方に言われたように、八ヶ岳山荘の受付へは、そこに前泊していたワタシが申し出て、バイトの兄ちゃんとちょっと立ち話をして、出発前に難儀した駐車場へ。

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(八ヶ岳山荘。手前はバス停)

歩き終わった後の風呂は、八ヶ岳山荘ではモンベルクラブの特典で無料で入れるのですが、Yさんが「原村に“もみの湯”っていうのがあるんだよ」っていうので、汚い服装のままクルマに乗って、その“もみの湯”へ。以前、原村のレースに出た時に寄ったことがあるらしいです。露天風呂にスズメバチが飛んできたりして恐かったのですが、風呂に入って、そこの大広間で蕎麦を食べてから帰路に。

帰りの中央道では、甲府あたりから大渋滞。「高井戸まで4時間以上」なんて表示が出てて、ひさびさに下道クラブで頑張りましたよ。(ただし、運転手ではなくてナビで)

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今回、実際に歩いたルートは、悪天候になったこともあって、

≪1日目≫
美濃戸口~美濃戸~柳川南沢~行者小屋~地蔵尾根~赤岳天望荘(泊)

≪2日目≫
赤岳天望荘~赤岳~文三郎尾根~行者小屋~柳川南沢~美濃戸~美濃戸口

という縮小ルートになってしまいました。Yさんは赤岳に到達したこともあって満足しているようでしたが、ワタシとTさんは「赤岳から硫黄岳までの稜線も歩いてみたいですね~」ということで意見が一致し、あと、本格的な山の道具を揃えたKさんも「また行きましょう!」ということでした。Kさんには、赤岳参加が決まった際に、「いい雨具を買ってくださいね!」ということで、モンベルの高いのを買ってもらったのですが、それが早速役に立ったので、勧めた側としても良かったです。

最後に、ここだけの話ですが、今回の山行と比較して、天候面では、2010年7月の槍ヶ岳の暴風雨のほうが酷かったですし、路面の難易度から言ったら、今年7月の暴風雨の焼岳のほうが硫黄で滑りやすかった分、難しかったことを挙げておきます。いろいろな経験を積むことが出来て、ローラー興行山岳部にも感謝デス。

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コメント

八ヶ岳、大変参考になりました。
願わくば、晴天でwww

◆体調~殿、くれぐれもナメてかからないように!

楽しく拝見させていただきました。
4人ってやっぱり微妙にまとまらないんですかね?

◆か退院どの、的確な判断ができる絶対的なリーダーが居れば、4人でも大丈夫だと思います。

今回の場合、Yさんがリスクが大きいほうへと決断する場面が何度かありましたので。

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